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健康診断の改良点;その1

今年の健康診断の1つ目の改良点は以前より詳しく正確な血球算定が可能になった点です。

2016年の9月に新しい機械(プロサイトDx)を導入しました。

プロサイトの概要のリンクです。

 

簡単に説明するとこの機械によって以下のようなことがわかります。

 

・赤血球の数や大きさや色の濃さ

→少ないと貧血です。多いと脱水や多血症を疑います。

・白血球の数

→細菌等を処理する働きがあります。多いと感染やストレスなどは疑われます。少ない場合は敗血症のこともあるので注意が必要です。

・血小板の数

→血を止める成分です。少ないと出血の危険が増します。

 

従来の検査でもここまでは分かっていました。新しい機械では以下のアドバンテージがあります。

網状赤血球を測定できる

→貧血の際に血液の再生力の良い指標です。

白血球を細分類できる

→白血球とは好中球、リンパ球、単球、好酸球などの総称で、それぞれ役割が異なります。この機械では白血球中の各血球数を数えてくれるので、何が原因で白血球数が変動しているか突き止めることができます。

 

その他の健康診断の血液検査の項目と違い院内検査にこだわっている理由は、実際に大きな異常があった場合に血液を顕微鏡で詳細に観察することで血液系の腫瘍がないか、血液に寄生虫がいないかなどをいち早く確認しておきたいからです。

この機械の導入により診断の精度も上がったと実感しています。

気になる点などありましたらご相談ください。