動物病院を受診する際の悩みとして待ち時間が長くなってしまう点があります。当院でも2時間ほどの待っていただく日もあるので、何とかこれを解消できないかと悩んでいました。完全予約制にして診察数を制限すれば待ち時間は減りますが、それでは解決になりません。完全予約制の動物病院で働いていたこともありますが、時間通りに進まないことも多く飼い主さんにとってはストレスが溜まりがちでした。特に救急な対応が入ると予約の時間は大幅にずれます。
このままではいけないと考えていたら、新型コロナウイルスの発生です。1~3月は比較的余裕をもって診察できる季節ですが、4月からは待合室が混みあいます。昨年改装して待合室は広くなりましたが、それでも狭い空間に人が密集するのは避けるべきです。
そこでコロナ対策と混雑対策を兼ねて時間帯予約制を4月1日から導入することにしました。時間帯予約制とは聞きなれない言葉かもしれません。別の記事で解説しますが時間帯予約制の導入で待ち時間は軽減します。また来院時間も分散するので待合室の混雑もある程度解消する予定です。
この予約を始めるにあたり現在の獣医師数では出勤獣医が1人だけの日ができてしまうので、予約を診きれない可能性が高いです。そのため4月から獣医師を一人増員します。後日詳しく紹介しますが東京の動物病院で分院長として長年勤めあげてきたため、若いですが現場の経験は豊富です。これで昨年から働いてもらっている安藤を含めて獣医師3人態勢で診療に取り組めればと考えています。