皮膚科診療
ワンちゃん・ネコちゃんの皮膚疾患はあらゆる疾患の中でも特に発生しやすく、日頃のケアにより落ち着くものや原因を特定して薬を使わないと症状が抑えられないものまで様々です。当院では1頭1頭で異なる皮膚の状態を診断し、すべてのワンちゃん・ネコちゃんと飼い主様が快適にお過ごしいただけるように獣医師、看護師、トリマーが一体となって最適なひふケア、エビデンスに基づいた治療方針を提案させていただきます。
皮膚科診療の受診をお考えの方へ
皮膚科診療は飼い主様からの情報がとても重要です。
現在治療中の方はかかりつけの先生に当院の皮膚科診療紹介フォーム(右記ボタンからダウンロード)にあらかじめご記入をお願いいただければ幸いです。
また初診時はその後の経過が分かりやすく、比較しやすくなるため病変部の写真を撮らせていただく事がございます。
◉ご来院前日、直前のシャンプー、外用治療はなるべくお控えください。 診断に差し支える可能性があります。
以下のものがあればご持参いただくとスムーズに診療できます。
●プリントアウトしてご記入いただいた当院の皮膚科初診問診票
●今食べている食事の原材料がわかるもの
●使用中の薬、シャンプー、スキンケア商品、サプリメント
●これまでの皮膚の写真、かゆみ行動を収めた動画などより良い皮膚科診療を提供させていただくためにご協力のほどよろしくお願いいたします
よくある皮膚症状symptoms
●引っ掻く
●舐める
●噛む
●こすりつける
●赤い・黒い
●紫色になった
●ぶつぶつ
●できもの
●しこり
●脱毛
●フケ
●ベトベト
●ニオイの変化
よくある皮膚疾患・皮膚症状を起こす疾患
※皮膚以外の疾患が二次的に皮膚症状を引き起こすこともあります
膿皮症、マラセチア皮膚炎、犬アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、脂漏症、多汗症、 ノミ刺咬性皮膚炎、腫瘍、毛周期停止(アロペシアX、脱毛症X)、淡色被毛脱毛症(カラーダイリューション脱毛症)、黒色被毛毛包形成異常症、性ホルモン失調(性ホルモン関連皮膚症)、ニキビダニ症(毛包虫症、アカラス症)、疥癬(ヒゼンダニ症)、甲状腺機能低下症、 副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)、皮膚糸状菌症、落葉状天疱瘡、肉芽腫性脂腺炎
皮膚糸状菌症、猫アトピー症候群(猫喘息、猫アトピー性皮膚症候群、ノミアレルギー性皮膚炎、食物アレルギー)、ノミ刺咬性皮膚炎、疥癬、蚊刺咬性過敏症、下顎痤瘡(顎ニキビ)、 心因性脱毛、下部尿路疾患、腫瘍、ウイルス関連性皮膚症
皮膚科検査
疾患の診断のために各種検査を組み合わせ、より効率良く迅速に診断できるように努めております。
テープストリッピング
検査
皮表細胞診検査
毛検査
皮膚掻爬検査
ウッド灯検査
細菌培養検査
真菌培養検査
皮膚生検
IgE検査
リンパ球反応検査
ホルモン値などの 血液検査、除去食試験、食物負荷試験
治療方法
疾患の診断のために各種検査を組み合わせ、より効率良く迅速に診断できるように努めております。
薬物治療(かゆみ止め、抗生剤、抗真菌薬、抗炎症薬、免疫抑制剤、駆虫薬、ホルモン製剤etc)
外用薬(軟膏、クリーム、ローション、消毒剤、シャンプー製剤)
薬浴、ひふケア、食餌療法、 外科手術、減感作療法