No.1 犬猫の皮膚科で使う用語-part 1-
Key words :丘疹、ボツボツ、ブツブツ、紅斑
赤司:石田先生、今日の気分を皮膚科用語で表してみてください。
石田:唐突な無茶振り!!ここの所、疲れてるからな・・・!
丘疹(きゅうしん)!(休診にしたいな・・・)
赤司:毎日お疲れ様です。丘疹(きゅうしん)とは読んで字の如く丘のように盛り上がった皮膚の状態の事ですね。
ちなみに直径1cm以内のものを言いますけど、より分かりやすく表現するにはどうすればいいですかね?
石田:一つだけできる事もあるけどたくさんできて来院される事も多い。
だから飼い主さんからは「ボツボツ」「ブツブツ」ができてるんです。と言われることが多いやつですね。
赤司:つまりは・・・分かりやすく言うと丘疹とは体表にできる小さな「ボツボツ」、「ブツブツ」の事なんですね。
石田:それが伝わりやすいかもね。紅斑と言っていわゆる赤みを伴っていることも多いです。
赤司:ただ「ボツボツ」や「ブツブツ」だったら必ずしも丘疹ではないことに注意ですね。
そして、この丘疹、非常に様々な疾患で認められますよね。
石田:そうだね、膿皮症、皮膚糸状菌症、皮膚炎など数多くの皮膚病で見られる非常にポピュラーな皮疹の一つだね。
赤司:丘疹が出たと言うだけで疾患の特定には至りませんが、ある程度はどの疾患か想像ができるという事ですね。
おや、次の患者さんが来られたみたいですよ。
※丘疹の写真は当院のサロン、「オアシスメディカルひふケアサロン公式インスタグラム」
にて公開しております。以下リンク↓↓
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