No.2 犬猫の皮膚科で使う用語-part2-
Keyword:丘疹、結節、腫瘤、皮膚の盛り上がり、ボツボツ、ボコボコ、できもの、おでき
赤司:いきなりですが、前回の丘疹の内容を読んで、インスタの画像を見に行ってくださった方は手を挙げてくださーい!!🖐️🖐️🖐️・・・・
視覚的に理解するのも皮膚科の醍醐味だと思いますのでぜひインスタも併せてご覧ください!ここで話した内容の画像はオアシスメディカルひふケアサロンのインスタグラムに載せていきます。
前回は丘疹に的を絞ってお話したのですが、今回は皮膚にできるボツボツ、ボコボコ、できもの、おでき、、、、、いわゆる隆起性病変についての雑談の一コマです。
石田:隆起性病変にはいくつかあるよね。先生はどんな感じでイメージしてる?
赤司:え!いきなり振られると悩みますね。えーと、まずは・・・👉
①皮膚から直接盛り上がる隆起性病変
②中に何か溜まっている隆起性病変
③一時的に発生する隆起性病変
という感じで大きく分けて3つでしょうか。
石田:そうだね、そんな感じ良いと思います。では正式にはそれぞれどう呼ぶ?
赤司:①は丘疹、結節、腫瘤 ②は水疱、膿疱、嚢腫 ③は膨疹(蕁麻疹)ですね。
石田:それぞれ詳しく説明すると、①の丘疹は直径1cm以内、結節は直径1~3cm、腫瘤は3cm以上のものとされています。②の水疱は内部に水分、膿疱は膿、嚢腫は角化物を含むもの、③に関しては血管拡張が起きて血漿成分が真皮に流れ込むことでできる浮腫(むくみ)だよね。
赤司:蕁麻疹は何らかのアレルゲンが作用して肥満細胞からヒスタミンが放出されることで血管が拡張する。だから皮膚科に行くと抗ヒスタミン薬が出されるのですね!
石田:その通り。さらには腫瘤や結節にはいわゆるイボみたいなものも含まれるよね。
赤司:「イボ」って言葉は便利ですよね~。とりあえず小さなできもので少し表面がゴツゴツしていたりするものはイボっていわれますよね。
石田:「イボ」と呼びながらもそれが結節なのか腫瘤なのか、はたまた腫瘍、膿疱、嚢腫なのか、最悪皮膚の癌かもしれないし、きちんと診断して理解していただくのが僕らの仕事だよね!
赤司:熱いですね!🔥皮膚に対するパッションを感じます!あくまで分かりやすく表現はしても僕ら獣医師は専門的な表現を理解しておくことが重要ですね!🔥🔥🔥
こうして貴重な休憩時間は終わっていきます・・・
ここでお話しした皮膚病変の写真は当院のサロン、「オアシスメディカルひふケアサロン公式インスタグラム」にて公開しております。↓↓↓
https://www.instagram.com/oasismedicalskinsalon_official/?igshid=NzZlODBkYWE4Ng%3D%3D
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